『HEE-STORY 1978』 #1〜STRUTTER ’78

今回のサブタイトルの『STRUTTER ’78』は、1978年にリリースされた
KISS初のベストアルバム『DOUBLE PLATINUM』のオープニング曲。
メッチャ大好きな1stアルバムのオープニング『STRUTTER』のドラムのパターンに
当時流行っていたディスコ風味が加えられたリミックスだ。
「STRUTTER」って「気取り屋」っていう意味。
思えば自意識過剰で目立ちたがり屋だった(今も?)オレ自身、
まだ何にも弾けないベーシストだったけど
「1978年の気取り屋 」になりたかったのかもしれない。

1978年って、ググったら『ザ・ベストテン』とか『24時間テレビ』とかが始まった年で、
キャンディーズが解散して、サザンオールスターズがデビューした年らしい。
ミュージックシーンにも色んな変化があった頃だったんだな。
実際あの当時もガキながらも時代が変わっていくそんな風潮を感じたのを覚えてるわー。
ディスコミュージックも流行ってたな。今でも大好きな曲がたくさんあるのだ。
ディスコっぽい曲ばっかりのアーティストもいたけど、
いろんなロックバンドとかもディスコ風味なシングル曲をリリースしてたっけな。
そうそう、翌’79年にKISSは同じくディスコビートの大ヒットナンバー
『ラヴィンユー ベイビー』をリリースした。
ちなみに、「まるちゃんの赤いきつね」が発売になった年でもあるみたいよ。


ネットで見つけた当時のヒットチャート。

前年・1977年のクリスマスの頃は『KISS ALIVE Ⅱ』を聴きながら迎えたんだと思う。
時期的には10月にリリースされてたが、確かすぐに入手出来ず小遣い貯めて
期末テストが終わり次第買って冬休みに聴きまくった記憶があるわ。

年が明けて1978年。
相変わらず例の4バンドをガンガン聴きまくりながらも、ミュージックライフとかの
洋楽誌に載るようなロックバンドや、ヒットチャートに入るようなポップスの
シングル曲とかもちょいちょい聴いてたっけ。ラジオで聴いたり友達にレコード借りたり。
ギターを手に入れて弾き始めるクラスメイトも増えた。
時々みんなで集まって家に遊びに行って触らせてもらったりして。
オレはその頃どうやって操作するかも知らないレベル(笑) 弾く以前の問題(笑)
知ってる曲とかをちょっとでも弾けるなら、もうそいつはヒーロー(笑)
いつ頃からか、オレもだんだんエレキギターに興味が湧いてきた。
<聴く>だけじゃなく、<弾く>ことに対する欲求が芽生えてきたわけだ。

ちょいと話がそれるけど…
オレの将来を案じて両親から中学受験を勧められ、ほぼ無理やり入学した私立で附属の男子校。
中1の頃は新しい環境に順応出来てなかったな。その後高校も含め6年間も男子校だったし。
バリバリの東京下町で幼少期をすごしたオレは、ある程度以上のお金持ちの
“プチ・ボンボン”が通う私立校には中々馴染めずにいた。少なくとも中学時代前半は。
「何か事件でも引き起こして退学にされて幼馴染の通う地元・足立区の
公立の中学に通えたらどんなにハッピーだろうか?」なんていつも妄想してたな。
まぁそんな思春期の大革命を起こすような度胸もなかったんだけどね。
それでもやっぱり徐々に慣れてきて友達も増えて、何とか学生生活を送ってた。

ガキの頃から何やってもどんな趣味も中途半端だったから、
「何かひとつのことを極めたかった」んだよな。
勉強もいくら頑張っても上の下か中の上ぐらいだったし、部活のバスケ部も弱小クラブだったし。
「コレをやらせたら誰にも負けない」っていうぐらいの何か。
心底夢中になれちゃう何か。自他共に認めるブッチギリの何か。
精進して磨き上げてキレッキレに極めちゃう絶対的で圧倒的な何か…
多感な時期だからか、そんなとりとめもない欲求が渦巻き出した。

これはこういう場で初めて書くことかもしれないけど、実はオレ、
「少林寺拳法を習いに行くか、何かエレキ楽器をやるか迷ってた」んだよなー。
思い返すと「なんだ、その二択!?」って笑っちゃうけど、結構マジで悩んでた。
当時オレの周りではブルース・リーやいろんな格闘技とかもブームだったりして、
クラスメイトにも習いに行き始めたヤツもいて。少林寺とか極真空手とかボクシングとか。
オレもミーハーなとこあったし、なんせとにかく「何か極めたかった」んだよな。

その頃になると地元の公立中学でもエレキブームが始まってて、幼馴染が何バンドか結成してた。
自分が通ってた私立校はイヤラシイ話だけど中学生のくせに金回りも良く
(オレんちは下町の洋品店で全然お金持ちじゃなかったけど…)、
マニアックに掘り下げてるロック通の音楽好きが多かった。知識もすごかったな。
コピーするバンドやジャンルや楽曲も中学らしからぬ生意気でホンモノ志向だったっけな。
地元の公立校はもっとポピュラーで初歩的なバンドをコピーしてた。
オレはミーハーなところもマニアックなところもあったから、
自分基準でどっちもアリだったけどね。

そんなある夜、地元の小学校時代の幼馴染達がいつものようにオレんちに遊びに来て、
「なあ、ヒーセ、一緒にバンドやろうよ!」って誘われた。
(ご存知でしょうが、オレは小学2年生の時から「ヒーセ」って呼ばれてたんよ)
「ヒーセ、ジーン・シモンズ好きだよね? ベースやらない?」って。
どうやら地元にベース志望のヤツがいなかったみたいで、
ジーンが好きなオレに白羽の矢を立てたのか?と後々解ったけど、
でも誘ってもらって物凄く嬉しかったし、超興奮した。
どんなバンドの曲をコピーするかとか、どんな楽器を買おうかとか、誰が歌うかとか、
どこで練習しようかとか、いつバンドのお披露目をしたいかとか、
深夜まで4人で熱くワイワイガヤガヤ語りまくった。
楽器も入手してないのに早速バンド名とかロゴとか考えちゃったりしてね。
何月何日だったかは忘れちゃったけど、思い出深い夜になったな。


KISSの’78年の来日記念のミュージックライフの別冊。
これはリアルタイムで買ったな。穴があくほどグラビアページを見まくったし熟読したよ。
懸賞に応募しちゃったもんな、はずれたけど…

記憶が定かじゃないとこもあるので、諸々ちょい前後しちゃうけど、
こんな背景を経て、オレはエレクトリック・ベースを手にすることになった。
この続きはまた次回。楽しんでくれてるミナサマ、お楽しみに!!

2018.08.27 (Mon) 13:50:19

20 thoughts on “『HEE-STORY 1978』 #1〜STRUTTER ’78

  1. おやびんがベースをやることになるまでの貴重なお話😍何度も読み返しちゃいました。次回も楽しみ~
    このミュージックライフ(≧∇≦)すごい😆
    少林寺拳法のおやびんもみてみたいです😊

  2. 悩める思春期13歳のHEESEYの心情に心を揺さぶられました。
    人生が輝き出す瞬間って、ひょんなことからのように見えて案外深かったりするんだなぁと、なんだか目から汗かしら……今日も猛暑日だからかしら?

  3. もうまさにリアルタイム(笑)
    その当時のヒットチャートを観てあーっ!みたいな(笑)
    私はこの頃原田真二が好きだった(笑)とか
    でもそこは私は田舎だったのでヒーセはやはりマニアック1番のり!って感じですね!
    それなのに私はちゃんとKISSのNHKに出た奴観てたんだもんねー(笑)
    私の兄が極真空手をやっててヒーセも習うか悩んでたんだねー
    ブルースリーは影響大だったなあ
    私がロックに目覚めてくるのはまだまだ先ですけど(笑)ヒーセはもう気持ちは目覚めていて凄いなあ!
    やっぱり東京って感じがして都会な雰囲気ですね(笑)
    次回も楽しみです!

  4. 今回もめちゃくちゃ懐かしい話で面白かった❣️ヒーセありがとう(๑>◡<๑)あの頃、周りの女子はピンクレディー一色だった気がする。男子はアリスとか?私は、ジュリー聴いたり、アラベスクの「ハローミスターモンキー」踊ったり(笑)今は「ザイエローモンキー」一色な毎日💖
    当時、学校終わったらソッコーぎんざナウ見にGINZAテレサ行ってた。色んなジャンルの曲が多い良い時代だったと思っちゃう(笑)次回も楽しみに待ってまーす(*^▽^*)

  5. 今のヒーセが出来上がるまでのストーリーが読んでてワクワクした!
    少林寺拳法ウケたけど…(かわいすぎる)
    この頃私はアルミホイールで作った帽子みたいなの頭に乗せてUFO踊ってたなぁ

  6. こんな貴重な話を聞かせてくれるの凄く嬉しい! ありがとう!!
    少林寺拳法すっごく気持ち解る!! 私はジャッキー・チェン大好きだったから、あの修行に憧れたりしたな~

  7. いろんな岐路や出会いのタイミングや当時の流行や時代背景などなどが絡みあって、少しずつ少しずつHEESEYがベースに引き寄せられていくストーリー、読んでいて とてもドキドキします😆✨時代は邦楽はピンク・レディー旋風で、『ラヴィンユー ベイビー』はラジオから流れてたな~と、うっすら聞き覚えがあります🎶続き楽しみにしてます🎵🌟

  8. ブログ更新ありがとうございます❗
    こんなにこと細かく綴ってくださり、読み応えたっぷりで嬉しい限りです☆☆☆
    「気取り屋」少年😆の展開を次回も楽しみにしております🎸

  9. いま、テレビのニュースでさくらももこさんの訃報を見ながらこのBlog読んでました。子供の頃の日曜日はまるちゃん見てたなぁ。今も見れる時は見てるけど。連載開始から32年だそうです。ロックも漫画も子供の頃の思い出って色褪せないですよね…

  10. 懐かしいヒットチャート。私は母の影響で懐メロ番組をよく観てました。だから、全く洋楽とは縁がなく、ハマることもなかったんだなぁ。そうそう!って同調出来ることは少ないけど、HEESEYのお話しは面白いです。私はブルース・リーよりジャッキー・チェンが好き❤️

  11. 多感な時期を葛藤しながらも洋一少年は過ごしてきたのですねー。
    自分の中坊の時に照らし合わせても、中途半端だから何かを極めたいなんて考えもなかった。中途半端なのかどうかもわかっていなかった幼稚な中学生でした。
    立派に極めたヒーセはカッコよく、ステキで素晴らしい✨✨

  12. STRUTTERかぁ。
    「ブッチギリの何か。」あたりの3行は、筆者の手指から滲み出る熱気みたいなものを感じて
    何だか読み進めるのが勿体なく、一旦スマホを閉じて味わってしまいました。
    何でもそこそこ人並みにできるバランスの良い子ってそこを求めますよね。
    KISSに出会ってからのヒーセはもう迷いなく一直線にベーシストを夢見たのかと思っていたので、
    それなりに葛藤もあった事がちょっと意外でした。素敵なエピソードですね(^^)
    世代が違うもんで「わかるわかる!そうそう!」って共感コメント残せないのが悔しいですが;
    とても尊いモンに触れる気持ちで読ませてもらってます。

  13. ヒーセ少年の多感な思春期を追体験してるような感覚で読みました。😃と同時に自分のその歳の頃を思い出したりしてふんわりしました。☺️いわゆる音楽の目覚め的な感じは人それぞれだと思うのですが何十年経っても憶えてるっていうのはそれだけその時、熱くなってた証拠なんでしょうね。🔥いかにしてヒーセ少年がドームも揺るがすロックンロール🦍に成り得たか、これからも目が離せません!😆

  14. HEESEYさんの少年期のお話、とっても素敵です! なんか、ドラマに出来そうじゃないですか?
    今のHEESEYさんのイメージだと、少林寺拳法って ちょっと意外なカンジですけど、想像すると、けっこう似合ってたかも(^o^)
    それにしても、HEESEYさんは なんてカッコイイ中学生だったんでしょう✨❤️
    何かを極めたい‼️って決めて、ちゃんと行動に移したんですもんね。
    自分はホント、のほほ~んとした中学生でした。 ちびまる子ちゃんは小学生だけど、メチャメチャ共感できる というか、まるで自分の事のような…。
    さくらももこさんのご冥福をお祈りします。

    HEESEYさんの濃密少年期のお話、次回も超楽しみにしてます🎵

  15. 凄い、凄ーい。
    貴重なお話満載で嬉しいです。
    小遣い貯めてとか、カワイイ😍
    思春期の大革命って表現、いいですね。

    ヒーセが音楽に夢中になっていく感じ、
    凄く伝わってきて面白いです。
    何かを極めたいと思っても、実際に極められる人ってそうそういないと思うけど、
    ヒーセは極めたんですね。

    1978年頃は新御三家にかわり、
    char、世良公則、原田真二が
    新新御三家という印象でした。
    実際にそう言われていたかどうかは、
    あまり覚えていませんが。

    私はこの頃、劇団四季のロックミュージカル、ジーザスクライストスーパースターばっかり聞いてたことを思い出しました。
    友達から借りたレコードをカセットテープにダビングしたものですが。

    次回も楽しみです。

  16. おやびんヒストリー楽しい~♪
    中学生のおやびんの姿が浮かんできて、ドラマみたい。中学時代は友達の影響も大きいですよね。
    バンドを始める時のワクワク感が、読んでいてもワクワク♪
    続きが読みた~い。

    私はこのころ小学生。
    ピンクレディーを歌って踊ってました。
    ヒットチャートも懐かしいです。
    増位山さんの曲以外だいたい口ずさんでましたね~。

  17. うおおー!そうでしたか♪まるで偶然の様な必然で、エレクトリック・ベースに導かれたのですね🎸🎶
    その出逢いが無かったら、イエローモンキーは存在していただろうか⁉とまで考えると身震いします😱

    ヒーセ!ベースに出逢ってくれて、ありがとう❤
    吉井さんに出逢ってくれて、ありがとう❤
    メンバーに出逢ってくれて、ありがとう❤
    私たちに出逢ってくれて、ありがとう❤

    KISSジーン・シモンズに感謝致します💋💕

    ヒットチャートも読んでるだけで当時の風景が蘇ってきて😍懐かしい~♪

    次回も楽しみにしています

  18. 少年時代のお話、とっても楽しいです!
    私はまさに1978年生まれなので、なんだか余計に嬉しいです。
    下町少年のヒーセが私立のボンボンに囲まれて…悩める少年だったのですね。
    ベースとの出会って、さて、次回も楽しみにしてます(^-^)

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