
ロックンロール・エヴリナイト&デイ
今年になってからというもの、いろんなベースを引っ張り出しては片っ端から弾いている。なんてシアワセなことだろう。少なくとも一日一度は夢中になってベースを弾いている(たまにギターもね)。中高生か?
そのうえ先日楽器店で何十年振りかでエフェクターを2つ買った。更に神田商会さんにDNAというブランドのモノを2つお借りした。当たり前のことだけどテクノロジーの進化で最近のエフェクターは本当によく出来ているね。特にDNAの充電式パワーサプライはかなりのスグレモノだ。早速エフェクターボードを引っ張り出して並べてみたりして。ここ何年かはチューナーと歪み系のエフェクターとセレクターしか使ってなかったので、小さめのボードが一気に満載になってしまった。こうなると音作りにも熱が入り時間が経つのも忘れて没頭してしまう。中高生か?
調子にのって<昔から好きな曲だけどコピーしたことがない曲>を今更コピーし始めた。オレ、意外にお気に入りの曲でも実はコピーしたことない曲って多かったりするんだ。聴いてるのと弾いてみるのとじゃ全然違うっていうことを久しぶりに再確認したな。新しい発見があってとても楽しいしいろいろ学べるんだよ。中高生か?
去年から話題だけど今年は『団塊の世代』をターゲットにしたビジネスが熱いらしい。音楽業界にも楽器業界にもその影響がかなりあるみたい。NHKで『団塊の世代』を対象にした『エレキギター講座』や『フォークギター講座』の番組をやってるし、街のギター教室も盛況らしいし、高価な楽器も以前より売れてるみたい。『団塊の世代』だけではないけど、オレとかの世代以上に向けた音楽誌もけっこう増えたもんね。『エレキを持った長髪は不良』と呼ばれた世代の逆襲が始まった(笑)。中高年か?(タカアンドトシか?ちょっと遅れてるな…)
2007.01.20 (Sat) 0:00:00
Comments (0)
音を楽しむ喜び
昨日、久々に長年お世話になっている神田商会へ行った。
何本かの楽器のメンテナンスをしていただき、最近発売されたZEMAITISのメタルフロントのベースとAMPEGのSVT-VRというアンプを試奏させていただいた。とても充実した一日だったな。
やっぱり楽器関連で出掛けて行くのは楽しいよ。ウキウキして車を走らせたもん。まずは神田の『ZEMAITIS MUSEUM』に立ち寄ったら『夜叉』や『アキマ&ネオス』等で多彩なプレイをブチ
かましているベーシスト・山本征史、やまもっちゃん(きっと他の愛称があるんだろうけどオレはこう呼ぶ)とバッタリ会った。やあやあと話していると彼もAMPEGの試奏をしに来たと言い、一足先にお茶の水にある『楽器センター東京』へ向かった。
オレは数年振りに神田商会のリペアルームにメンテナンスをお願いしに行った。すると二十年来の旧友ベーシスト・サトルに数年振りに再会し昔話をして盛り上がった後、いろいろと調整のリクエストをしてオレもいざお茶の水へ。
ガキの頃から通い慣れたお茶の水の楽器街に最近建ったという立派なビル。そこが初めて行った『楽器センター東京』だった。二階に試奏出来る部屋があり、所狭しと多数のメーカーの大型アンプが並んでいた。もうそこにいるだけでハッピー。すでにやまもっちゃんは試奏を済ませて『にいさん、温めておきました!』的な笑顔で迎えてくれた。何だかいい感じそうな予感。
早速オレも試奏開始。ベースやヘッドやスピーカーを取っ替え引っ替え出来るのが何ともシアワセ!いろんな組み合わせで延々弾きまくった。やまもっちゃんはプレイヤーとしても素晴らしいが、その上サウンドメイクがとっても巧い。オレが弾いていると心地良いポイントを見つけてすぐに気持ちいいサウンドにしてくれちゃう。沢山の経験といろいろな音楽的嗜好がないとあそこまで音をコントロールしたり言葉にしたり出来ないだろう。恐るべし、やまもっちゃん。一緒に試奏してくれてありがとうね。
ZEMAITISのベースもかなりのクオリティーでゴキゲンだったけど、何と言ってもSVT-VRのヘッドとSVT810の進化系のツイーター付きのキャビネットが最強だった。やまもっちゃんも神田商会の方2人もオレも全員一致でこのコンビを絶賛していた。こればっかりはなかなか文章じゃ伝わらないけど、『いい音で弾いて聴いてシアワセな気分になる』というシンプルでピュアな感覚を久しぶりに味わえた。とてもとても嬉しかった。
帰り間際、『楽器センター東京』の店員のおにいちゃんにサインと写真撮影をお願いされた。緊張を隠せない彼曰く,オレがきっかけでベースを始めて以前のオレが載っている音楽誌を今でも持ってくれているらしい。自慢に聞こえてしまうかもしれないが、こんな時いつも心からミュージシャンになってよかったと思い胸が熱くなるんだ。これからも彼のようにずっと応援してくれる人達が誇りに思えるようなミュージシャンでいたいな。
メンテナンスをしていただいた楽器を取りにもう一度神田に戻ると、今度はまた元・ZIGZOで今nilというバンドをやっているTETSUに数年振りに再会した。本当にここ半年位旧友や昔のバンド仲間に会う機会がやたら多い。あまりに多いので冗談で『オレ、死んじゃうんじゃねぇかな?』なんて言ってて、帰りに近くだからとアメ横にちょいと寄ったら、これまた超久々に仲良しだったバイト先の近所の店のおねえさん(おばちゃんって言うと怒られそう…)にバッタリ再会。うわあ、ダメ押しだぁ。でも元気そうで何よりだった。ちなみにアメ横での収穫は何とも珍しくナシ。アタマとカラダが『いい音』でいっぱいだったからかな?(えっ?ただ単に獲物がなかったから?)
神田商会の方々をはじめ昨日会ったみなさん、いい一日をありがとう!
ZEMAITISとAMPEGでコドモのように盛り上がるやまもっちゃんとオレ。
音楽に対してはずっとピュアでいたいもんです。
2007.01.17 (Wed) 0:00:00
Comments (0)
ジェットボーイは永遠に飛んでいる
泣き崩れた。声を上げて泣いた。
映画(DVD)を観てこれほどまで泣いたことは今までなかったな。
最近涙腺がゆるんでいるからっていうのもあるが、今回は今までブログで感涙したと書いた内容と涙のわけが違う気がする。
ニューヨークドールズのベーシスト、アーサー・“キラー”・ケイン。
彼のロック・ドキュメント『NEW YORK DOLL』を昨夜観た。
噂には聞いていたけど、こんなにも赤裸々でとても切なく儚い作品だとは…
昨年の夏、何人かの友人が『絶対観なきゃダメだよ!』って薦めてくれてたけど、映画館なんかで観ちゃったら大変なことになっていただろう。
いつものようにみんなにオススメしたいけど、何だか言葉がでてこないなぁ。こんな時はあまり多くは語るまい。
ニューヨークドールズは‘70年代前半<SEX,DRUGS&ROCK’N’ROLL>を地でいき、短命だったがパンクをはじめとする後のロックシーンに多大な影響を与えた伝説のロックンロールバンド。
勿論リアルタイムではないけどオレもかなり影響を受けた。デヴィッドヨハンセン(Vo.)やジョニーサンダース(G.)もクールでカッコいいんだけど、やはり同じベーシストなのでアーサーケインが大好きだった。フロントで暴れまくる3人の後ろで強烈な個性を放つ佇まいが最高にいいんだ。そして『‘60年代のサンダーバードを使い、膝上のプラットフォームブーツを履いている。』というスタイルはモット・ザ・フープルのベーシスト、オヴァレンドワッツと共通するのだ(個人的にはアーサーのファッションセンスのほうが好きだな)。オレが彼等に憧れていた当時、どんだけ膝上のブーツが欲しかったことか(一度エナメルのロングブーツを特注したことあるけど。)…そういえばあまりに悪名高いバンド故にアーサーケインは死んだと噂されてたっけ。
話がそれてしまったが、そんなアーサーケインという男がロックンロールに蝕まれて栄光と挫折を痛々しいほどに味わい、そして30年振りに再びステージに上がり最後は静かに逝ってしまうという現実にオレは物凄く心を揺さぶられたのだ。光があれば影がある。ロックンロールの栄光だけでなく影の部分をも知ってみたい人にとっては、胸が張り裂けそうになるくらい感動的な作品だと思うので興味を持った人は是非。
泣いてしまって途中ちゃんと観れなかったので、もう一度観てみようと思う。
2007.01.15 (Mon) 0:00:00
Comments (0)











