
海を越えた同級生
昨晩、突然Karibowからメールがきた。
『先日はお疲れ!こんなメールが届いたので転送します。』と。
メールの送り主は青嶋正だった(ゴメン、青嶋、ブログのネタに使わせてもらうぞ)。ヤツは高1の時の同級生。しかも同じ足立区出身。13年前にカナダのトロントに永住し、指圧クリニックを営んでるという。最近このHPに辿り着いたけどオレのメールアドレスを知らないので、きっとブログでKaribowのアドレスを知ってメールしてきてくれたようだ。転送されてきたメールがあまりに懐かしくてしかも面白すぎる当時のエピソードが満載だったので、しばらく爆笑してしまった。
例えばこんな事を書いてきた。
『13〜14年前、私がカナダに来る前に、アメ横で広瀬に声をかけられ
ました、その時彼は、安い指輪などを売っていました。高校卒業後初めて
の再会で、近況を聞くとまだ音楽をやっている様子。私は、何の悪気もなく、
お互いもう少し社会的に認められる様に頑張ろう的事を偉そうに言ってしまいました。その後、彼の活躍ぶりを聞き十数年間後悔しております。』
きっと15〜6年前の勘違いだと思うが、アメ横の道端の店で10年弱バイトしていたオレは、そこを通り過ぎるいろんなヤツとバッタリ会った。青嶋から言われるまで忘れていたが、彼もそんな中の1人だったのだ。偉そうに言って後悔しているとあるが、オレから言わせたら異国の地で『指圧』という東洋医学で13年間頑張ってきている青嶋は凄く偉いと思う。尊敬に値するなぁ。無理なら帰国すればいいんだもんね。今まで何度も海外へ行って、そこで頑張っている日本人達を見てきた。言葉や文化や想像出来ないような壁を乗り越えて生きていくんだ。決して容易な道のりじゃなかったはずだ。高校の時、中国語読みして『チンタオ!』なんて呼んで悪かった(笑)。
そしてこれが笑える。
『私の素性確認していただける当時の情報を記載させていただきます。
1 足立区綾瀬出身 2 1963生まれ 3 日大豊山卒業
4 広瀬が2本目に買ったアリア PROの木目調のベースで パープルを録音して くれたテープの残りに勝手にベースソロを入れられた。
5 広瀬が、多分初めてのライブを新お茶の水のどこかのスタジオでし たとき皆の写真を撮った。
(ちなみに、榑林,大野洋平,坂田と言ったメンバーでした)
6 高校3年間、広瀬の作る社会系の試験問題予想を毎試験時に購入した
お陰で、無事卒業できた。(1教科500円)』
4、5、6はオレが忘れてたエピソードだ。4はきっとオレが偉そうに『やっぱディープパープルだろ!』とか言って大きなお世話のロック教育をしたんだろうなぁ(バカだねオレ、ベースソロまで入れて何様だよ?)。5は文化祭で組んだバンドその名も『PINK 69』(すげぇネーミングでしょ?)のライヴの事。クラスのヤツに無理矢理チケットを売りつけて、どうにかして赤字にならないようにライヴをした
わけだ。青嶋はたぶんその被害者だね。6が可笑しい。こう見えてオレは文系,特に社会系に関してはかなり成績がよかった。といっても単にヤマが当たるんだ。テスト前になるといつもレポート用紙に試験範囲のヤマをまとめた。それをある日友達がコピーして売ってくれと言い出した。すると噂が広まりみんなが買いに来て、かなりな売り上げになったんだ。いつもそのお金でレアな輸入盤を買ったり、ベースの弦を買ったりしてた。どっちも当時高価だったもんな。んで、そのコピーで勉強して製作者のオレよりいい点取ってるヤツとか結構いたっけ(悔)。
もう一人、海を越えた同級生がかれこれ20年程ニューヨークに永住している。上記のバンドの榑林ってヤツで(彼も足立区出身!)、中、高時代の親友(悪友)だ。3回N.Y.に行ったが、3度とも歓迎してくれた。青嶋にも会ってみたいな。前にも書いたけど、本当に友達っていいなぁ!今では疎遠になってしまった友達で海を越えてるヤツは何人いるんだろう?みんな頑張ってほしいなと思った。
青嶋、オレもまだまだやっちゃうよ!
2006.11.28 (Tue) 0:00:00
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白雷鳥
鬼に金棒、
俺に雷鳥(THUNDERBIRD)なんちて…
どうっすか?ええっ?この’64年のホワイトボディ!
なんまらかっこいいっしょ?(何故に北海道弁?)
実はリハーサルに 同じく白の’91年の3ピックアップのサンダーバードも持って行ったんだよ。でもやっぱし今回はKaribowもMOTT THE HOOPLEが好きでこだわりがあって薦めてくれたし、オレも手に入れたばかりで是非とも’64年を使ってみたかったんだよ。実際に’91年のほうがバンドの音に混ざりやすいし、ボディのバランスもいいんだけどね。んで、『当日LA MAMAのアンプで比べてみて決めるかな?』とも考えてたんだけど、結局時間の余裕もなく’91年のはスペアって事でリハも本番も’64年のコイツを唸らせました。やっぱし’60年代モノは素晴らしいや。年輪?貫禄?使う人の好みがはっきり分かれるだろうけど、オレは大好きだなぁ、あの太々しくて図々しいサウンド(笑)。
『当日のリハーサルでみんなの気分を盛り上げようとして、以前貰ったKaribowのTシャツを着てプレイしたよ!』っていう事を書くために撮ってもらった写真なのにベースの話になっちゃいました。まぁ、いっか?
2006.11.26 (Sun) 0:00:00
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合戦の後
11/23『いまさらロンドンブーツナイト』を観に来てくれたみなさん
どうもありがとう!おかげで短時間のゲスト出演だったけど、とても感動的
な時を過ごせました。オーディエンス、共演バンドやスタッフを含めあの夜LA MAMAにいた全てのみなさんに感謝してます。
長い一日だったな。5バンドの共演なので打ち上げも含めると16時間もLA MAMAにいた。嫌ならそんなに飲まないで早く帰ればいいんだけど、真剣勝負の後の打ち上げだったんで、心地良く泥酔してとっても楽しかったんだよ。
時間があったし、久々だったので全てのバンドのリハーサルを観た。そしてその都度『絶対誰にも負けねえぞ!』と自己暗示をかけた。先日仕上がった’64年の白のサンダーバードに、5年振りに袖を通す(’01年の『GLAMROCK EASTER』以来)お気に入りのジャンプスーツに、いつもにもまして濃いメイク。完全武装だ。共演バンドも一緒にステージに上がっているメンバーさえも全て敵でライバルだと思って、気迫の4曲を全身全霊でプレイした。
誰に媚びることなく思うがままにプレイ出来て気持ち良かった。
ますますニューバンドを結成してライヴをジャンジャンやりたくなったな。
Karibow、ガチンコバトルに誘ってくれて本当にありがとう!
勝負の結果はあの日ライヴを観とどけたオーディエンスが決めるわけで、自分では勝ったとか負けたとかっていう確信はないけど、オレは本気で堂々と貴方の『死に水を取って』、貴方と『タイマンをはった』つもりです。
今回カリボーには『忘れかけていた大切な事』を沢山思い出させてもらいました。それを『形見』として受け取らせてもらいます。これから先、その『形見』を持って貴方の分もロックンロールしていこうと思ってます。今はそんな気にならないだろうけど、いつの日かまたやる気になったらゾンビのように復活してください。その時はどんなにジジイになっても、また『地下世界の怪人』と『タイマンをはる』つもりでいます。どうぞゆっくり休んでください。好きな音楽だけを聴きまくってください。そして人生をエンジョイしてください。感謝してます。
えぇっ? 3ショット? 本当はKaribowと2ショットを撮りたかったのに、本番前のドサクサに紛れてちゃっかり三国さんも写っちゃいました。三国さんのこの顔、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんに似てるなぁ。オレも気合い入りまくっててすんごい悪役の顔になっちゃってるから人の事言えませんが。
ちなみにオレのこの衣装、9/16のアンコールで着たヤツと色違いなのだ。チェックしてみてね。
2006.11.25 (Sat) 0:00:00
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