甘い罠

昨夜、渋谷公会堂でチープトリックを観て来た。
おっと、改築して『C.C.レモンホール』っていう名前になったそうな。
おい、それ、いいのか?<渋公>って呼べないじゃないか。
<シレホー>っていうのか?

そんな事はどうでもいいんだ。とにかく唯一無比のバンドが奏でる最高の
ライヴに酔いしれて、心から感動したのだ。
我がロックコンサート初体験は1979年3月の日本武道館に於けるチープ
トリックの<ドリームポリス・ツアー>。演奏がまともに聴こえない程の黄色い声援の中、味わった事のない快感に浸って、その後更に急速にロックにのめり込んでいった。あれから27年、その間にも何度か来日公演を観ているが、我が永遠のアイドル・キッスとはまた違った独特のパフォーマンスと珠玉の楽曲にいつも感動をいただいた。今回の新譜『ROCKFORD』が原点回帰していて
良かったので、ライヴも期待でいっぱいだった。

場所は違えどあの時の4人がステージに現れると、もうすでにハイヴォルテージ。最近すっかり涙腺がゆるんでいるので、すかさず始まった熟練の演奏には、こみ上げてくるものがあった。まだ初日なのでネタバレしてしまうけど、セットリストはニューアルバムから数曲と往年の珠玉の名曲のオンパレード。我を忘れて踊りまくり、歌いまくった。
そう、この一緒に歌える絶妙なメロディーが彼等の魅力の1つなのだ。

常にイキっぱなしでハイになって楽しんでいたが、特に胸に焼き付いて印象深い場面があった(ネタバレ御免、でも代表曲だから許してね)。

チープトリックのライヴは、ほとんどギターのリックニールセンがMCをしてタイトルコールをするのだが、数少ないヴォーカルのロビンザンダーのタイトルコールで始まった『甘い罠(素敵な邦題だ)』。曲がはじまった瞬間、中学生に引き戻された。大好きで繰り返し聴いてた2ndアルバム、その頃のたくさんの想い出、胸がいっぱいになった。涙をこらえてサビの『CRYIN’』の部分を叫んだ。必殺のブドーカンヴァージョンである。オーディエンスも同じく大合唱。

そして『VOICES』。彼等の名曲は数あれど、マイベスト10の上位にランクされる名曲だ。これまた想い出がたくさん詰め込まれた曲で、16LEGSの頃よくスタジオで遊びでプレイしたりもしてたので、感極まってまたも涙。しかし良く出来た楽曲だ。

最後にアンコールでプレイされた『サヨナラグッバイ(面白い邦題だ)』。トムピーターソンの12弦ベースが唸りをあげるイントロにノックアウト。すると今日からやっているイヴェント<ラウドパーク>に出演するアンスラックスのギタリスト・スコットイアンが飛び入りした。きっと彼は自分達と同世代なのだろう。とても嬉しそうにフライングVをかき鳴らし頭を振っていた。会場は絶頂。強力な盛り上がりで、名残惜しいライヴにピリオドがうたれた。

過剰なアクションとサーヴィス精神でステージを往来するリック。衰えを知らない歌唱力で7色の声を操るロビン。12弦ベースでボトムを彩り歌も披露してくれたトム。そして無二のビートを叩き出す重要人物バーニー。4者4様、個性がバラバラなのがチープトリック。最高な4人組だな。

これから観る人、ゴメンなさい。ついコーフンして書きなぐってしまいました。
でも、まだまだ最高な曲や場面が盛りだくさんで釘付けになるはずです。どうぞ、思う存分楽しんで来て下さい。出来る事なら全ツアー制覇したいくらいでした。ありがとう、チープトリック、愛してます。

P.S. チケットをとっていただいて一緒に楽しんでいただいて、終演後深く熱く語り合っていただいた、ライターの増田さん、本当にどうもありがとう。また機会があったら盛り上がりましょう。

2006.10.14 (Sat) 0:00:00

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憩いの広場

こんにちは、『憩いの広場』のお時間です。


ってなわけで先日久々にこの公園に行ってきたよ。
ここは近所のマイフェイヴァリットパークなのさ。
緑が恋しかったし天気が良かったので、アイスラテをテイクアウトして、
しばし和んじゃいました。噴水もあったりして、かなり居心地の良いとこなんだな。
本を持って行って<読書の秋>もしちゃいました。
結構大きい公園で、散歩してても緑のパワーを貰えるような気がして
フィールソーグッ!季節もちょうどいい頃だしね。
いろんな人達が来ているんで、人間ウォッチングしちゃったりして。
新聞読んでるおっさん。弁当をほおばる会社員。ボーっと寛ぐおばあちゃん。イヌの散歩のおばちゃん。子供と散歩のおかあさん。友達とはしゃぐ学生さん。
お笑いの練習に勤しむ二人組。御昼寝中の若人。それぞれが公園を満喫してるようで、オレもリラックス出来て、ささやかなシアワセを感じた昼下がりでした。また行こう、クセになりそうだ。

2006.10.12 (Thu) 0:00:00

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やっぱし友達っていいな!

昨夜は旧友のライヴを観に行った。
2バンド共に旧友がやっているバンドで、その上何人かの旧友も観に来てた。
しかも場所は渋谷・エッグマン。超久々に会う友達だけでなく、ライヴハウスまでひっくるめて懐かしさ炸裂な夜だった。

渋谷・エッグマンに行ったのは何年振りだろ?お客さんで行ったのはあまり覚えてないけど、確か数える程しか行ってないはずだ。デビュー前のレッドウォーリアーズを観て衝撃を受けたのは覚えてるけど。でもライヴは意外とかなりな本数をやっていたんだ。ムルバスの後期から出演し始めて、16レッグスでも何度も出演したし、更にはザ・イエローモンキーも超初期に出演した覚えがある。客席やステージ、特に楽屋なんかは、超久々に会った友人と同じ感覚でとても懐かしかった。

最初は、以前FROM HEESEYにも書いたことがある『ディナイアル』というバンドで、16レッグスでギターを弾いてたオカヒロがヴォーカルとギターを担当している。相変わらずジミヘンとカートコバーンが舞い降りたような狂気なギターで楽しませてくれた。

次は『ディープレッドドラゴン』というバンドで、やはり旧友である児玉しんちゃんがギターを担当しているバンドだ。とてもハードロッキンなギターを聴かせてくれた。彼はロックバー『ブラックモア』(どんな感じの曲が鳴り響いているかわかるでしょ?)のマスターをしていて、最近バンド活動を再開したのだ。彼とは遡ること18、9年前に短期間だったが一緒にバイトをした事がきっかけで知り合った。ちなみにそのバイトは、彼と同郷である吉井和哉氏も一緒だった。食堂のカレー、旨かったなぁ。

当然、その後の打ち上げは盛り上がらないわけはない。仲の良かった男女数人の中にムルバス〜16レッグスでバンドを共にしたドラマーのダックスも観に来ていて、ここには書けないような、若気の至りでは片付けられないような、とんでもない昔話に花が咲いた。『みんな変わらないねぇ。若いよなぁ。』と言い合ってると、女友達の1人に『HEESEYが一番変わってないよ、アンタ皺伸ばしとかしちゃってんじゃないの?』なんて言われた。それって(喜)?それとも(哀)?

持つべきものは友達。おかげで楽しい一時を過ごせた。みんなに口を揃えて
『早くまたバンドやりなよ〜っ!』と言われた。いつになるかわかんないけど待ってろよ、んで絶対観に来いよ!


1人肝心な人がいない元・16レッグス。右がオカヒロ、左がダックス。オミーにも会いたいよ〜っ!

2006.10.09 (Mon) 0:00:00

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